[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
| by |
おめでとうよーちんっ!!てなわけで、今回は絵ではなく、文を頑張ってみることに。
いつか完全版でUPするかも・・・。
「蓉司!誕生日おめでとう!!」
睦が蓉司に、小さな小包を手渡す。
「ありがとう、睦。開けていいか・・・?」
包装は簡素で、女の子が喜びそうなラッピング。
包みからしてそんなに大きなものではないのだろう。
結び目のリボンを軽く引き、解く。
袋の中に指を入れて、取り出すと、それは小さな箱だった。
そしてその傍らに一緒に入っているバースデーカード。
そこには、睦らしい丸くしっかりした文字で、
「誕生日おめでとう、蓉司!!」
と書かれていた。睦らしくて、少しほほえましい。
箱もまた包装紙でラッピングが施されていて、金色のリボンシールが貼られていた。
「開けてみて。」
睦が急かすように、言葉を発する。
蓉司は包装紙を丁寧に破かないように開いていく。
「睦・・・、これ・・・。」
「あ、うん。」
中に入っていたのは、真新しい音楽プレイヤー用の真っ赤なイヤフォン。
「この間さ、蓉司に曲聞かせてもらったじゃん?その時に片方だけ変なノイズ音がしたから、もしかしたら壊れてるのかも。って思って・・・。」
今使っているイヤフォンは姉さんにプレイヤーを買ってもらったときに、一緒に買ったもので、何年も使い続けている。
最近右耳だけ、曲が聞こえなくなったり、ノイズが入ってきてしまっていて、変えようかと思っていたところだった。
「いや、もし、他に買う予定とかあったら、ごめん。」
睦が申し訳なさそうに肩をすくめている。
他人に物をあげているのに、何故謝るのだろうかと不思議になる。
しかし、それが睦の気遣いであることも知っている。
「ありがとう。うれしいよ。」
「ほんと・・・!」
「あぁ、早速今日の帰りから使うよ。」
カバンの中に閉まってあるプレイヤーを取り出し、今までついていた、プレイヤーと同じ色の灰色のイヤフォンを、プラグから、外し、真っ赤なイヤフォンを差し込んだ。
「色、似合わなくない?」
「そう・・・かな。俺はこの色合い好きだな。」
睦の「赤」と俺の「灰」。
意外にそれがピッタリときているように感じられた。
「なぁなぁ!早速試しに聞いてみようぜ!」
睦が声を上げ、イヤフォンの片方を自分の左耳にあてる。
蓉司も右耳に残ったほうをあて、プレイヤーのスイッチを入れた。
スピーカーの奥からテンポの良い曲調が流れ始め、耳の奥へと吸い込まれるように消えていった。
欲しいものをもらえると嬉しいよねっていうお話でした。
はわわ、明日はライブですねぇ。善睦で行ってきまーす!
| by アンズー | Trackbacks() | Comments(0) |